蜜蜂と遠雷
こんばんは。
最近サラ・オレインさんがとても気になっているバクです。今回は読んだ本「蜜蜂と遠雷」を紹介します。
今更ですが、ようやく今年のはじめの直木賞受賞作である「蜜蜂と遠雷」を読み終えました。
恩田陸さんは本屋でバイトしていた頃から「夜のピクニック」などで噂は聞いてはいましたが、実際に恩田さんの作品を読むのは今作が初めてでした。
ピアノの演奏を小説で表現した作品は読んだことがなく、執筆が難しそうだなぁと思いながら読み始めました。
しかし、「蜜蜂と遠雷」では圧倒的な表現力で読み進めるほど心地よく感じました。中でも、風間塵という少年がピアノを弾くシーンは、普通に読んでるだけで鳥肌が立ちました。
また、一時期趣味でクラシックを聴いていた時期があり、またクラシックの曲を聴きたいなぁと感じさせる箇所が何箇所もありました。
私は10年近くピアノを弾いており(そこまで上手くはなりませんでしたが・・・)、子供の頃に少しでもピアノを弾いたことがある人なら十分楽しめる作品です。
全部で507頁ありますが、全く重く感じることなく断続的に2ヶ月程度で読み切ることができました。題材の希少性もあり大満足の内容です。
さて、以下評価ですが、各項目を5段階(1が最小・ 5が最大)で私見により勝手に評価させていただきます。ただ、あくまで個人的な感じ方ですのでご了承ください。
ストーリー性 4
コンテストの話のため大体予想通りの終わり方。でも面白い。
表現力 5
読んでて最高に気持ちがいい表現力。
読みやすさ 4
とても読みやすい。ただ、短時間では読みきれません。
学習要素 4
社会的な要素はありませんが、クラシックの教養は十分養えます。
ストレス解消度 3
音に浸れるのが吉。ストレス発散できるかは読み手次第ですね。
総合評価
とてもオススメです。ピアノ好きは読んで損なし。
次はこちらも今更ですが、芥川賞受賞作の「しんせかい」を読みます。
(1・2月は忙しくて本が読めなかったんだよなぁ・・・。)
ここまで読んでいただきありがとうございました。